「子育て住まい」特集_VOL.3

お子さんの出産や進学を機に、家を建てようと思い立つ方は、大変多くいます。
「家事をしていても、子どもの行動が視界に入るようにしたい」
「子どもをのびのび育てたい」「自然と勉強机に向かうような環境を整えたい」など、
夫婦によって、その想いは様々。
そんな「想い」をカタチにしたこだわりの住まい第3弾を、ここでは紹介します。
ぜひみなさまの家づくりの参考にしてください。

設計は建築家、内装・外装はデザイナー。 子どもが元気に遊べる「小さくても広い家」

東京都 / 小さくても広い家

自邸建築にあたり、内装・外装は自らが手がけることを計画していたインテリアデザイナーのIさま。建築家の菅家 幹さんは空間設計のみを引き受け、床面積の数字以上に広く感じる「小さくても広い家」を実現。Iさまのセンスが光る内装デザインも必見だ。

親世帯と子世帯、それぞれの希望を叶えた 完全に独立した家が並ぶ2世帯住宅

京都府京都市 / 京の2世帯住宅

長く暮らしていた家を2世帯住宅に建て替えることに決めたお施主さま。希望したのは、それぞれのエリアが完全に独立した、2階建ての家だった。建築家の傳寶さんは世帯ごとの希望を丁寧に叶えつつ、どちらも風や光に満ちた家を計画。家2つ分と大きな規模の建物でも街並みに馴染み、悠然と佇む家の秘密を探る。

空間づくりの妙が叶えた 子どもたちが伸びやかに過ごせる家

愛知県 安城市 / 安城の家・畑・緑道

子どもたちが伸び伸びと生活し、家族が仲良く暮らせる家という施主の漠然とした要望に対し、「日本家屋のテイストを取り入れる」「1つの空間の中にいくつもの居場所を設ける」という方法で、見事に実現したのは、キトキノアーキテクチャの小林さんでした。

快適に暮らす、子どもが遊ぶ。 大きな木の下で家族が集う、秘密基地

山形県鶴岡市 / N邸

「秘密基地のような家」がテーマのN邸。中心に尖った屋根を擁する個性的な外観もインパクトがあるが、屋根の下にはなんと「大きな木」があるという。設計した井上孝紀さんは、その木の下に家族が集う様子を思い描き、小さなお子さまがいらっしゃるNさまご家族の皆が住みやすい家をつくり上げた。

家の中に公園があるかのよう。 子どもがのびのび遊べる住まいのつくり方

神奈川県厚木市

ノアノア空間工房の大塚泰子さんがプランニングしたのは、敷地内の高低差を活かし、中庭を周遊しながら2階に上がっていくスキップフロアの家。大人が心地よくくつろげて、子どもはのびのびと育つ──。中庭はつくり方次第で暮らしの豊かさに大きな差が出ることを実感する、魅力的な住まいのポイントを聞いた。

無垢の木材の魅力に着目! 2人の子どもの成長を見守る、2枚の大きな切妻屋根の住まい

群馬県安中市 / Y邸

ご両親が所有し、居住する敷地の一角に住まいを構えることになったYさんご一家。親子とはいえ、適度な距離感やプライバシーへの配慮、そして効率的な土地の利用が求められます。せっかく理想の住まいをつくるのであれば、2人のお子さんの成長を見守ることができる家づくりにこだわりたいものです。今回、そんなYさんご一家の暮らしを見守り、支えていく家づくりを手掛けた、一級建築士事務所 スタジオグリーンクラフト代表の日部(かべ)友裕さんにお話しを伺いました。

家の中に公園!? 子どもが安全に走り回れる家

愛知県 / Y邸

小さな子どもが2人いるYさん一家。新しい家を建てるにあたってまず希望したのは、子どもが安全に遊べるスペースを敷地内に作ることでした。この願いを「家の中に公園をつくる」という方法で叶えたのが、建築家の渡辺泰敏さん。その大胆な発想が魅力の家づくりを紹介します。

「土間」がつなぐ二世帯住宅! 矛盾しそうな親子の本音にも解とは

千葉県成田市 / A邸

二世帯の同居をスタートさせるにあたり、実家をリフォームしようと考えていたAさん一家とAさんのご両親。親世帯と子世帯、両者の思いに耳を傾けた建築家が出した答えは、まったく個性の異なる2軒の家が並列する、すっきりスマートな家の「新築」だった。

子育てのしやすさに妻も納得! 経年劣化を生かした中古団地リノベ

神奈川県横浜市 / K邸

自ら建築デザイナーとして活躍する金刺久順さんが引っ越しに際して下した決断は、中古団地をリノベーションすることでした。経年劣化を活かしつつ、外部環境をうまく内部に引き込んで出来上がった家は、“団地”へのノスタルジーを残しながら生まれ変わった新たな空間でした。

2人の息子さんのために、 あえて2階を発展途上にした家造り

/ I邸

敷地は北道路に面しており、南側には工場がある。かつては昔ながらの長屋が建てられていた。この建物は長らく賃貸物件として使っていたが、老朽化に伴い、取り壊されることとなった。その跡地に井上邸を建てることになった、というわけだ。