お子さんの出産や進学を機に、家を建てようと思い立つ方は、大変多くいます。
「家事をしていても、子どもの行動が視界に入るようにしたい」
「子どもをのびのび育てたい」「自然と勉強机に向かうような環境を整えたい」など、
夫婦によって、その想いは様々。
そんな「想い」をカタチにしたこだわりの住まいを、ここでは紹介します。
ぜひみなさまの家づくりの参考にしてください。
愛知県一宮市 / I邸
現在の芝生の広場に決まるまでには、砂場やすべり台がある案もあったし、遊ぶための広場と眺めるための広場を分けて、いくつも広場をつくる案もあった。「最初は正方形の案もありましたが、四隅を落として、どの部屋にも面しているようにした方が、より中に庭がある感じが出ます」と渡辺さん。建物全体のバランスを考え、最終的に現在の八角形の芝生の広場に落ちついた。島根県松江市 / 富士見が丘の家
家づくりにあたり、「健康に仲良く過ごせる家」「家の中で子どもがボール遊びをできるような空間」「子どもたちがどこにいても本を読める空間・大きな本棚」という要望をお持ちだったUさま。大輔さんとかおりさんは、これらの要望をどのようにかなえていったのだろうか。鹿児島県大島郡龍郷町 / 奄美大島の家型
小野さんはこれまで、こういった奄美の伝統的な建築の要素を作品にいくつも取り入れてきた。例えば「住倉」と名付けられた別荘では、高温多湿対策としてつくられてきた高倉(高床式倉庫)をモチーフに、小屋裏に40畳のがらんどうの大空間を生み出した。小屋裏の床は、すのこ状になっており、トップライトからの光を1階に引き込むほか、風の通り道になり、過ごしやすい環境となっている。子供が自由に遊びまわったり、友人・知人が集まり酒を酌み交わしたり、波の音を聞きながらのんびり寝転んだりと、いくつもの楽しみ方があるスペースだ。建築工事中にご近所の方から「昔ながらの家の感じがいいねー」と声をかけられたこともあるのだという。埼玉県蓮田市 / 麻のシャツのような住まい
このウッドデッキには大きな庇がかかっている。この家を訪れたお母さまが、ベニシダレモミジを背景にしたウッドデッキを見て「まるで能舞台ですね」と言ったという。それほど、庭と一体化した美しさをもっている。富山県高岡市 / 荻布の家
1階は寝室や子供部屋、水回りを集め、特に子供たちが実家と行き来がしやすいゾーニングとした。この1階には建物を凹ませるようにして作った坪庭がある。建物が狭くなってしまうが、この坪庭が広さ以上の効果を生んでいる。坪庭に面して寝室、お風呂場、洗面脱衣室が取り囲んでいるが、坪庭からの光でそれらの空間が明るいのだ。隣地に対しては、格子状のフェンスで目隠しされているため、風は通すものの視線は遮ってくれる。お風呂場はまるで、露天風呂のような気分にさせてくれるほど、開放感抜群だ。京都府与謝郡与謝野町 / マルハウス
階段を上っていくと見えてくるのが、ファミリールーム。造り付けのデスクもあり、子供たちが勉強やお絵描きなど多目的に使える。子供たちが集まる場でもあり、1人になれる場でもある。神奈川県横浜市 / ひかりの木の家
「家事効率」という要望へのアンサーも完璧だ。洗濯機を置く洗面・浴室はキッチンのすぐそばに配置。洗面室には着替えをしまうリネン棚やアイロン台も造作した。おかげで一連の家事が水まわり周辺で完結し、かつ、リビングや庭で遊ぶお子さまに目が届く理想的な間取りに。また、3層目の『奥の間』にはクラと呼ばれる大きな床下収納も設け、「収納力」も見事にクリア。