自然を感じられる開放的な「大開口」がある家特集_VOL.2

窓いっぱいに広がる自然の景色。家のなかを通り抜ける気持ちのよい風。さんさんと降り注ぐ陽光。
「大開口」は、自然を家の中に取り込み、気持ちのよい開放的な空間を実現する大変有効的な手法の一つです。
ここでは「大開口」を最大限に活かした魅力的な住まい、第2弾を紹介いたします。
ぜひみなさまの自分らしい住まいづくりの参考にしてください。

すぐ隣の母屋と庭を共有。視界いっぱいに 緑を取り込む大開口を実現した「斜めの軸」

福岡県太宰府市 / 太宰府の家

親世帯の家が立つ敷地の一角に子世帯の家を建てる依頼を受けた建築家の平野さん。お施主さまが望む解放感を実現するためにも、母屋の緑豊かな庭を子世帯の家にも取り込みたいと考えた。ただ、家を建てるのは母屋のすぐ脇。いかに視線を庭へ向かわせ、母屋と程よい距離を保つか。可能にしたのは「斜めの軸」だ。

快適コンパクトな2拠点向け規格住宅が誕生 気負わず楽しむ憧れのデュアルライフ

神奈川県相模原市 / MOKKEJA 青野原(モデルルーム)

都会と郊外を行き来する2拠点生活の人気が高まるにつれ、気負わずに建てられるセカンドハウスへのニーズも増えている。そんなニーズに応えるために建築家の李孝哲さんが自ら土地を購入、2拠点生活実験ハウスとネーミングをつけ、神奈川県青野原に建てた快適・コンパクトな規格住宅をご紹介。

高さ約4mのガラス張りで圧倒的な開放感 上質な素材使いが魅力のコートハウス

神奈川県逗子市 / CH6

desus(デサス)建築設計事務所が設計した『CH6』は、逗子海岸近くの住宅街に立つモダンな一軒家。中庭と一体化するLDK、ジャグジー付きルーフバルコニーなどのリゾート空間から、チーク・天然石といった上質素材の使い方まで見どころが満載だ。

田園風景を表情豊かに見せる縦長の家。 2000万円台で大窓も鉄骨階段も実現

岐阜県瑞穂市 / 穂積の住宅

一面に広がる田園風景を気に入り、眺望を生かした家を建てたいと希望されたお施主さま。建築家の北村さんは、景色に向かって縦長に家を配置し、魅力をさらに引き立てた。家の中心に設けた吹き抜けのホールは、シーンによって使い方を変化させられるほか、家族間のプライバシーを保つことにも役立っているという。

ネガティブ要素を逆手に取り唯一無二の家に この条件だからこそ実現した開放感

神奈川県鎌倉市 / 鎌倉山の住宅

自宅を新築するため、候補に挙がったのは明確な理由により価格が抑えられた土地。相談を受けた建築家の村上さんは、ただ1つだけ納得できればいい家ができると判断した。完成したのは自然豊かで開放的、さらに素晴らしい眺望が楽しめる家だ。そしてそれは、懸念した条件があったからこそ実現したともいえるという。

敷地に対し斜めの動線で眺望を確保 大胆な発想で実現した美しく暮らしやすい家

兵庫県 神戸市 / 縒り合う家

新築する自宅では、夜景を楽しみたいと考えられていたお施主さま。候補となる土地が見つかったものの、当時残っていた家ではとても景色がいいとは思えなかった。同行した建築家の石さんにとっては、この場所こそベストだったという。敷地の形にとらわれず、斜めに向かって大開口したことで思い通りの暮らしを叶えた。

築15年の鉄骨造の家を大胆リフォーム。 森のような庭を楽しむための贅沢な住まい

兵庫県西宮市 / 苦楽園の家

洋風な外観、建売住宅を彷彿とさせるインテリアの築15年の家を、リフォームすることに決めたお施主さま。素材感が楽しめる、格調ある家にしたいと考え建築家を探し始めた。依頼を受けた傳寶さんは、お望み通りの品格ある佇まいの家と、豊かな庭を実現。居心地も含め全てが上質な家ができた。

ただ景色を眺める時間をつくりたくなる。 地域材を豊かに使った、快適に暮らせる自宅

埼玉県飯能市 / にちにちの家

望んでいたエリアに土地が見つかり、自宅を新築することにした建築家の小野さん。西以外は景観に恵まれているという環境を生かしつつ、地域材かつ自然の素材にこだわった木の家を建てるべく設計を開始。同世代の職人たちとともに、デザイン性に加えて家の性能も高い、現代の暮らしに合った家を完成させた。

内と外を繋ぐウッドデッキの開放感 杉板の経年変化も楽しむおおらかな暮らし

茨城県つくば市 / 千現のいえ

自分のリクエストどおりの家をつくってもらえることだけが、建築家に家づくりを依頼す
ることの魅力ではない。言葉にできなかった自分の真の思いや、住まう人の生活スタイル
を汲み取り、自分達に合った提案をしてくれることこそが、醍醐味ともいえるだろう。
そんな醍醐味を味わわせてくれるのがpresent一級建築士事務所の矢口道大さん・朋子さん夫妻だ。

「展示場」として実際に見学できる 森の景観を活かしたホテルライクな邸宅

愛知県豊田市 / 森にたたずむ邸宅

豊田市の住宅街にポツンと残された緑のなかに、『森にたたずむ邸宅』はありました。天然石による重厚な佇まいが目を惹くこの家を設計したのは長坂篤建築研究所(略称nalabo)。海外リゾートを思わせる、ホテルライクな邸宅の全貌を見ていきましょう。