あたたかみのある天然素材を活かして、心地の良い住空間に。「無垢材の家」特集_VOL.2

自然の樹木をそのまま切り出した、心にも体にも優しい無垢材。
その色や香りは、木の種類や切り方によって異なり、唯一無二の素材として、住居の建築資材として使われています。
年を重ねるごとに、色や艶などの味わいが増し、長年、愛着をもちながら楽しむことができます。
また無垢材には調湿効果があり、夏はさらっと快適に、冬は暖かく過ごせるという特徴があり、機能面でも評価されています。
今回は、そんな「無垢材の家」をテーマにした事例紹介_第2弾です。
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

モットーは、シンプルで正直な家づくり 既成概念にとらわれない、心地よい住まいとは?

兵庫県加古川市 / 余白の家

兵庫県の旧街道沿いに広がる古い町並みの中に、ひときわ目を引く住宅が誕生した。特徴的なその外観は南側の1階に窓がなく、庭やリビングの窓は北側に配置されている。そして家の中に入ると、どの場所でも外とのつながりを感じることができる。施主様が大満足しているというこの作品が誕生した背景を、ご紹介しよう。

自然素材が心地いいナチュラル空間。 災害対策も万全な、敷地13坪の狭小住宅

東京都 / Kさんの家

東京都内の住宅密集地で、狭小地の家づくりに臨んだ建築家の藤田敦子さん。開放感や採光を得るために工夫を凝らし、自然素材の心地よさに満ちたナチュラルな空間が完成。日本では避けて通れない地震・水害リスクへの現実的な対策も注目だ。

変形敷地だからこそできた空間の広がり。 和の魅力が伝わる、重厚感のある家

兵庫県伊丹市 / 野間の家

古き良きものを感じとれる家をつくりたいとお考えだったお施主さま。建築家の傳寶さんは「素材のもつエネルギーを感じるような重厚感あふれる家」を実現するため、無垢の木や土塗り仕上げの外壁など素材にこだわったという。角地かつ変形敷地という敷地の条件を最大限に生かした空間構成で、暮らしやすい家ができた。

設計の力で、変形敷地をメリットに。 リビング感覚で憩えるウッドデッキのある家

岐阜県瑞穂市 / 自邸

建築家の古川真治さんが設計した自邸は、屋外の開放感と室内のくつろぎを楽しめるリビングのようなウッドデッキが大きな特徴。変形敷地の個性を最大限に生かし、理想的な住環境をつくり出している点にも注目だ。

高気密・高断熱と心豊かな暮らしを両立。 ボール遊びも読書も楽しい、吹抜けのLDK

島根県松江市 / 富士見が丘の家

勾配天井の吹抜け空間。庭とつながる大開口。のびやかな心地よさが魅力のU邸は、高気密・高断熱、換気も万全のハイスペックな自然素材の家。設計を担当した安藤建築設計室の安藤大輔さん・かおりさん夫妻の、家づくりへの温かな思いも参考になる住宅だ。

斜めのリビングと広いテラスで居心地抜群。 熱環境も快適な自然素材の家

鳥取県 / 赤碕の家

居心地のよさにこだわった間取りと、ホッと落ち着く自然素材の風合いが魅力のS邸。どこにいても「気持ちよさ」を感じる空間はどのようにできたのか、設計を担当した安藤建築設計室の安藤大輔さん・かおりさん夫妻に話を聞いた。

まるで公園!広い庭とテラスで 内と外がつながる、開放的な住まい

青森県南津軽郡 / 福島の家

外から見るとまるで公営の公園のように見える、南津軽郡のK邸。「敷地全体を使った地域に開かれた開放的な住まいにしたい」というKさんの要望を叶えたこの住まいは、随所に外部空間と内部空間をつなぐ工夫がされている。家のどこにいても外が感じられるこの開放的な住まいを形にしたのは、Kさんの中・高校時代の同級生であるmizuiro architects 一級建築士事務所、葛西瑞樹さん。その家づくりの詳細について、お話を伺った。

4年かけて土地探しするほど施主が惚れた デザイン性と使い勝手と両立させた家

千葉県千葉市 / 中庭のあるいえ

女性目線を大切にしながら「暮らしやすさ」と「デザイン性」を兼ね備えた住宅を生み出している株式会社人と古民家 ヒトコミデザインの牧野嶋さん。施主のTさんご夫妻は、牧野嶋さんに自邸を設計してほしいと、約4年もの間土地を探し続けていたのだという。
Tさん夫妻の理想の住まいを実現した、牧野嶋さんの手腕に迫る。