生活が豊かになる「ウッドデッキのある家」特集

生活をより快適にし、居心地の良い空間を作り出してくれる「ウッドデッキ」。
屋内外がシームレスにつながり、アウトドアリビングとしても活用することもでき、
家族が寛ぎ、遊び、集う豊かな暮らしが叶えられる一つの大きなスペックであると言えます。

ここでは、建築家が設計した素敵な「ウッドデッキのある家」をご紹介いたします。
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

オーダーメイドで家族の色に染まってゆく まっさらな麻のシャツのような住まい

埼玉県蓮田市 / 麻のシャツのような住まい

「どんな家に住みたいか」は、「どんな服が好きか」と共通点がある。ハイブランドの服が好きな人もいれば、ファストファッションで流行のものを身に着ける人、機能・デザイン・価格のバランス、いわばコスパを重視する人がいるように、住宅に求めることも人それぞれ。市中山居の増木さんがつくる家をひとことで表すならば、「麻のシャツのような住まい」だ。

子ども室は本当に必要? 限られた床面積で心地よい開放感を

福岡県糸島市 / 浦志の家

松本孝充さんが設計した「浦志の家」は、福岡県美しいまちづくり建築賞で大賞を受賞。街に溶け込む控えめな佇まいだが、設計には秀逸なアイデアと温かな配慮が盛りだくさん。家族の変化に合わせて、永く、気持ちよく暮らせる家づくりのヒントが詰まっている。

日常の風景だった竹林が特別な景色に。 程よく遮り、程よく繋がる快適空間の秘密

愛知県新城市

ご一家で暮らす家をつくるための建て替えを依頼された、建築家の伊原洋光さんとみどりさん。敷地を見に行くと、元の家の背面に美しい竹林があることを発見した。視線や風が抜ける広々とした室内空間に、唯一無二の竹林の景色がプラスされ、機能性と心地よさがハイレベルで両立する家ができた。

開放感抜群の、壁が少ない木造住宅。 SE構法が実現した、内部と外部が繋がる家

東京都国分寺市 / I邸

建築家の井水通明さんが自邸を建てるにあたり購入したのは、住宅街の高台にある土地。なにより眺望が魅力的なこの土地の特性を生かすため、SE構法を用いての家づくりを選択したという。その選択は大正解。家の中にいながら外の空気や自然の息遣いまで感じられる、毎日を楽しみながら心地よく暮らせる家ができた。

家族がつながる、集落とつながる 新旧の住宅の良さを再編集した奄美の家

鹿児島県大島郡龍郷町 / 奄美大島の家型

独自の住宅文化をもつ奄美大島。奄美独自の住宅の良さと、現代建築の快適さを兼ね備えた住宅をつくったのは、建築家の小野良輔さん。島外出身者だからこそ気づくことができる、伝統住宅の要素を取り入れた家づくりに迫る。

設計の力で、変形敷地をメリットに。 リビング感覚で憩えるウッドデッキのある家

岐阜県瑞穂市 / 自邸

建築家の古川真治さんが設計した自邸は、屋外の開放感と室内のくつろぎを楽しめるリビングのようなウッドデッキが大きな特徴。変形敷地の個性を最大限に生かし、理想的な住環境をつくり出している点にも注目だ。

楽しむのは自分だけじゃない 人々が集うおもてなしの場にも

千葉県長生郡一宮町 / M邸

施主のこだわりに寄り添い、世界に一つだけの建築を作り続ける片山さんが作ったのは、リビングの中にお風呂がある家、ではなく「日本に居ながらにして、海外のヴィラに滞在しているような気分になれる」なんとも贅沢なバスルームでした。

築48年の空き家がパッシブデザインで蘇る 若い世代が入居し、街の再生にも

三重県四日市市 / saisou house

高齢化社会の進む日本において「空き家の増加」や「街の衰退」は、大きな課題となっている。それらの問題の解決の1つの解として、ある1軒の家のリノベーションがあった。それを手掛けたのは、自然の力を利用したパッシブデザインの匠、ア・シード建築設計の並木さん。日本の未来を変える可能性を秘めた並木さんの家づくりに迫る。