「一歩先を行く店舗併用住宅」特集_2

住宅の1階部分にカフェやサロンなどの店舗スペースをつくり、2階を自宅にする店舗併用住宅。
一般的な住宅とは異なり、魅力的な外観はもちろん、内装や間取り、動線など、幅広いアイデアと知識、技術が必要になってきます。

今現在、店舗を運営されている方、もしくは、これから店舗を作ろうとしている方に向け、「一歩先を行く店舗併用住宅」特集をお届けいたします。

ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

住居とカフェと事務所を敷地内に建てる すべてを満足させる、基本プランとは?

滋賀県大津市 / K _ house / café

滋賀県大津市に、とても目を引く建物が誕生した。広大な横長の敷地に、1階がカフェで2階が住居、そして施主様(グラフィックデザイナー)の事務所小屋が同じデザインで建てられている。とある名所にほど近い場所にあるため、この敷地の前を多くの方が通り、足を止めて建物を眺める人も多い。この作品が誕生した背景をご紹介しよう。

セカンドライフは地元民が集う珈琲店 庭の景色や風を愉しむ店舗併用住宅

埼玉県羽生市 / コミュニケーションカフェのある家

定年を迎え、生まれ育った地元で第二の人生を送ろうとしていたUさんご夫妻がチャレンジしようとしたのはカフェの経営。その店舗併用住宅の設計を依頼したのは、土地のもつ自然環境を巧みに利用し上質で快適な空間を創り上げることに定評のあるベテラン建築家、ア・シード建築設計の並木秀浩さんでした。

理屈を超えた提案で実現した魅力的な佇まい 地域に愛される、鍼灸院を兼ねた住宅

佐賀県鳥栖市 / 萱方の住宅

ご自身で運営される鍼灸院を兼ねたご自宅を新築することにしたお施主さま。2階を住居にしたため、一般的な家とは逆に、1階よりも2階のボリュームのほうが大きな建物になった。建築家の山口さんはこれらの特徴を生かしアイコニックな外観を実現。地域に愛され、もちろん暮らしやすさも申し分ない家ができた。

LDKを2階に。国道沿いでも カーテンを開けて生活できる、店舗兼用住宅

三重県松阪市 / 松阪の家と美容室

建築家の髙須さんは奥さまが経営する美容室を第一に考え、自邸として店舗兼用住宅を建てること計画。店舗と住宅それぞれが機能的にも快適さにおいても申し分ない建物をつくりあげた。往来が激しい国道沿いの立地でも開放的に暮らせる秘密は2階に設けたLDKだという。素材感も存分に楽しめるこの家の秘密を探る。

シンプルだけどチープじゃない じっくりとつくり込まれた、写真館兼自宅

神奈川県川崎市宮前区 / House SO

「シンプル」という言葉の同義語は「単純」「簡素」「簡略」といったところだろう。しかし建築においては、シンプルなデザインだからといって単純なつくりでも、建築家が手間をかけずにつくるわけでもない。大人気の犬専門写真館をつくったのは、施主とじっくりと対話し、手間暇かけた仕事に定評のある建築家、服部さんでした。