建築家の髙須さんは奥さまが経営する美容室を第一に考え、自邸として店舗兼用住宅を建てること計画。店舗と住宅それぞれが機能的にも快適さにおいても申し分ない建物をつくりあげた。往来が激しい国道沿いの立地でも開放的に暮らせる秘密は2階に設けたLDKだという。素材感も存分に楽しめるこの家の秘密を探る。
この建築家に住宅2階、LDK。リビングは画像奥、階段の吹き抜けの奥に配置。壁をつくらずオープンに計画し、視覚的にはワンルームのように捉えられる。画像右、キッチンには大きなFIX窓を設けた。南側にあるため光が入り室内が明るくなるうえ、開放感も増した
住宅2階、キッチンからダイニングを見る。ダイニングの奥、トイレの仕切り壁はレンガを使用。イギリスなどで使用されたリサイクル品であり、重ねられた時間の重みも感じられる。また、梁や柱に使用した杉材は、室内の雰囲気に合わせて自身で加工した
住宅2階、リビングはダイニング・キッチンと離して配置した。他の部分よりも床が下がっており、また勾配天井側にあるため天井が高く、ゆったりと過ごせる。最近はここで食事をすることが多いとのこと
住宅2階LDK。画像右、キッチンの窓は特注した。こちらの窓はFIXだが、その左隣に外階段に繋がる掃き出し窓を計画。風も入ってくる