13坪の敷地にバリアフリーの2世帯住宅をつくるという難題を、見事にやり遂げた菅家建築計画工房。完成した住まいは、下町情緒漂う街にふさわしいデザインや存在感も魅力。狭小地でも豊かな空間づくりができることを実感させてくれる家だ。
この建築家に玄関ドアはエイジング塗装し、アイアンより軽くて扱いやすいロートアルミを取り付け、アンティーク風の味わいをプラス。引き手はIさまが見つけてきた流木。基礎部分にあしらった石はIさまが選んだもの。かわいいブドウの葉に彩られ、存在感のあるファサードとなっている
3階・子世帯の奥さまの寝室。トルコランプは奥さまと和子さんが一緒に谷中の体験ショップを訪れ、つくり上げたもの。奥の床が高い部分は洗面スペース、その左は浴室。水まわり近辺にはハイサイド窓や屋上の塔屋への出入口があり、空に意識が向いてのびやかな開放感を得られる
バーベキューなどもできる屋上は、ガーデニングを楽しむ場としても大活躍。反対側の景色ではスカイツリーも見える