築70年の古民家の改装です。
お父さん一人、息子夫婦、夫婦の子供3人の6人家族が住んでおります。古い部屋など、使われていない部屋が多かったのですが、息子さん夫婦の子供が大きくなるに従い、部屋数も必要になりました。現状のままは使い勝手が悪く、全面改装となりました。
ここでは、リビングの改装のみご紹介します。
元々は10畳程度の普通の和室が連続している為、初めは普通に改装しようかと考えておりました。
しかし、解体中に、築70年とは言え、隠れていた梁などに立派な材が使われていることわかりました。このまま隠してしまうのはもったいないと思い、リビングなどは、積極的に柱や梁を見せて行くデザインに変更いたしました。仕切られていたふすまを取り払い、天井を落とし、存在感のある梁を見せ、長押しなど、昔の物をそのまま間接照明などに利用しております。
また、ハイサイドの窓や、光を適切に反射させるなどした結果、以前は薄暗い和室立った場所を明るいリビングとすることができました。
難しかった点は、住みながら改装したことです。
時間はかかりましたが、パズルのように部屋を移動させながら改装してゆきました。そのため、引っ越し等が必要なくなり、大幅なコスト削減をすることもできました。