東京オリンピックのサーフィン競技開催地で、少しテイストの違う2棟が並んだ賃貸別荘物件です。道路1本隔てた向こう側は海というロケーションで、サーファーに使ってもらうための別荘というコンセプトでしたので、外から帰って来て足を洗ってそのまま土間スペースを通って浴室へ繋がる動線としました。2階にLDKとロフトを設けて国産杉材の梁の見える勾配天井とし、ゆったり寛げる空間づくりを心掛けました。賃貸物件ではありますが、オーナーの理解もあり、素肌に触れる機会の多い床は柔らかい国産の杉無垢板を使用し、普段の生活と離れた別荘での時間を心地よく過ごしてもらえる空間になったと思います。