キャンピングカーで全国津々浦々を巡っていた施主のAさん。車の買い替えを機に、拠点となるセカンドハウスを計画されたそう。その設計を任せたのは、顧客の「想い」を実現する家づくりに定評のあるef設計の木下さん。木下さんは、自然豊かな環境にマッチしたセカンドハウスを実現してみせた。
この建築家に玄関までのアプローチはあえて距離をとり、一歩ずつ近づいていくことで、非日常へのワクワク感が高まる演出
広々としたリビングは屋根の形状を生かした吹き抜けで、高さからくる開放感も。大開口の先にはドッグランや木々の緑が目を楽しませてくれる。
リビングに鎮座する薪ストーブは、暖房だけでなく、音や光、香りでも心を暖めてくれる。階段はスケルトンとすることで、高窓からの光を下すとともに、薪ストーブの暖気を2階に導く
キッチンはアイランド型とすることで、外の景色や集まった人々との会話を楽しみながら調理ができるスタイルに。あえて天井を低くすることで、リビングの開放感をより際立たせた。
シンプルで落ち着きのある寝室。グリーンのアクセントウォールと窓先の緑のマッチングが心地よい
ゲストルームとしても使われる洋室。光が屋根に反射して作り出す陰影が面白い
撮影:宮本 淳