江東区門前仲町の小径に佇むシェアキッチン付き多世代型交流スペースの計画です。
元電気屋のガレージ兼事務所スペースを活用して、誰もがゆるくつながりを感じられ、
まちに開いた居心地の良い場所にしていきたいというオーナーの想いが詰まったリノベーションプロジェクトです。
基本的に余計な造作をせず、どんなコト・世代にも対応できる懐の深いシェアスペースとして、また使われ方の変化にも配慮した大らかな空間として、
キッチンや水回りなどの最低限の設備は整えつつ、活動空間は家具で仕切りをつくらない計画としました。
今回は空間のモチーフとして六角形を採用しています。
六角形モチーフは、一つずつ隙間なく繋げていくとどこまでも広がっていく安定的な形状です。
キッチンカウンターには、そんな性質を持つ六角形を用いて、人と人が繋がり関係性が広がっていくさまをイメージした幾何学模様をあしらっています。
またDIYにて製作した六角テーブルは、一台ずつ繋ぎ方を変えていけば円形にも、島状にも、また独立した配置にも対応できる可変性のある家具であり、
配置の仕方で様々な使い方に対応できる懐の深い空間をつくり出すシンボルとなっています。
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