家づくりには「ワクワク」「共感」「時間」が大切だと考えています。
「ワクワク」
様々大変な部分はありますが、家づくりのベースに流れていることは「ワクワク」することだと思います。そのワクワク感を共有しながら造られた家は、それ自体がワクワクする空間になると思います。
「共感」
しっかり説明すること、納得頂くことはもちろん大切ですが、共感頂くことが一番必要だと思います。様々な共感を紡ぎながら、大きな方向性を創出したいと思います。
「時間」
長いスパンで家を考えることも大切です。どの時代・世代であっても、気持ちよく過ごせるような空間を目指しています。また、お住まいの方だけでなく、地域の方からも愛されるような家でありたいとも思います。
東京都福生市 / K邸
広大な敷地に建つK邸は大きな平屋の二世帯住宅。中庭をぐるりと囲む建物は曲がりくねった独特のラインを描き、民家とは思えないほど洗練されたアーティスティックなデザインが特徴だ。だが設計した清正 崇さんによると、この形は二世帯だからこそ頭に浮かんだものだそう。 “長く、心地よく暮らせる二世帯住宅”は、なぜこの形になったのだろう。
/ X邸
古くからの住宅地に建つ、ご兄妹のための二世帯住宅です。各世帯のボリュームを庭を挟んで90度向きを変えることで、庭を共有しつつも、お互いの視線がダイレクトに交わらないようにしています。また、兄世帯のレベルを半層ずらすことで、さらに視線の距離を保っています。ボリューム配置の操作で、同じ敷地内に暮らしつつも、近からず遠からずの関係を造り出した住宅です。