住宅の設計は依頼された建物を完成させ、新しい生活が始まるようにするまでが仕事だと考えています。その家だけでなく街並みへの影響にも責任がありますが、住み心地や雰囲気を喜んでいただけたときは嬉しくなります。
設計するときには居心地のよい部屋と、プライバシーの守られた屋外空間が結びつくようにしたいと考えています。樹木や花で季節を感じ、気持ちのよい日には屋外で食事をしたり寝転んだり。外に出なくても眺めているだけでくつろげる、そんな住まいをつくっていきたいです。
そして、設計には信頼し合える関係が大切です。いろいろな意見を話し合うことで、抽象的な要望が少しずつ具体的になっていきます。そうしたプロセスを楽しみながら、一緒に家づくりを進めていきたいと思っています。