心に刻まれる体験
住む人の心に残る空間をつくる
例えば旅の思い出を語る時、色々な体験を思い起こします。それは美しい景色であったり、感動したことであったり。そうやって思い出されることは強く心に刻まれた記憶です。
同じように、旅先で我が家を思い返した時に記憶にある空間体験とはどんなものでしょうか。私たちはそんな住む人の心に記憶として残る空間をつくっていきたいと思っています。
自分の居場所をつくる
「自分に還る場所」を見つけてほしい
心地よいリビング、落ち着く和室、など色々と形容される空間はありますが、それだけではない部分。そんな場所を空間の色々な部分に散りばめていきます。それらの場所は日々の暮らしの中で初めて見える気付きであったりします。そんな気付きの中に、自分に還る場所を見つけて欲しいと思っています。
全ての美しいデザインには
理由がある
モノの本質を見極めてデザインする
機能美という言葉があるように、合理性に基づいて削ぎ落とされた形は美しいものです。
しかしながら機能性だけを追い求めて、あるべき素材の姿なども無視してしまうようなものは決して美しくはありません。それぞれの素材が持つ特性を読み解いてあるべき姿へと昇華させていく。そんな風に、モノの本質を見極めてデザインすることが大切だと考えています。
基本は住宅
全ての空間の基本となるのは「住空間」
建築には色々な用途があります。住宅をはじめ、商業建築や事務所、病院、学校、ホテル、美術館、倉庫、そして大きな物だと空港や駅など。それらが担う機能は多様です。そして全てに共通することは「人が使う」空間だということです。つまり全ての空間の基本となるのは人が使う基本空間となる住空間であると私たちは考えています。人という単位が変わらない限り、大きな空間であっても住宅という小さなスケールの集積となります。だからこそその住宅での考え方を他の用途の建築でも生かしていきたいと考えています。
2008 | 第3回関西建築家新人賞受賞 |
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2008 | JIAKINKI U40コンペティション「六甲山上の展望台」佳作 |
2009 | 第55回大阪建築コンクール 奨励賞受賞 |
2010 | 北九州市公園トイレ提案設計競技 佳作 |
2012 | 第29回住まいのリフォームコンクール 国土交通大臣賞受賞 |
2014 | Architizer A+Awards Residential Low Rise部門特別賞 |
2015 | International Design Awards 2014 佳作 |
2017 | 第1回Woodyコンテスト 木製家具部門 佳作 |
2020 | 第10回 Idea-Tops 国際空間設計大賞 住宅部門 優秀賞 |
1971 | 大阪府生まれ |
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1996 | 徳島大学工学部建設工学科卒業 |
1996 – 2000 | 無有建築工房 |
2000 | 一級建築士事務所 荒谷省午建築研究所設立 |
2005 – 2009 | 大阪市立大学生活科学部 非常勤講師 |
2010 – 2017 | 京都精華大学 非常勤講師 |
2015 – | 神戸松蔭女子学院大学 非常勤講師 |
奈良県奈良市 / 登美ヶ丘の住宅
「薪ストーブのある暮らしがしたい」「地面に近い位置に書斎がほしい」という施主の要望を叶え、家族が程よい距離感で過ごせる家を作った荒谷省午建築研究所の荒谷さん。困難かと思われた2つの要望の両立を成立させたのは、家の中心に設置した薪ストーブをぐるりと取り囲むように、スキップフロアの部屋で取り囲むという、画期的アイデアでした。
兵庫県 西宮市 / 目神山の住宅
子供の頃から住み続け、先代から受け継いだ土地の記憶を残しつつも、暮らしやすい家に建て替えたい。そんな施主の思いに応えたのは、物事の本質を見極め、類まれなる発想で、美しく快適な空間をつくりあげる建築家、荒谷省午建築研究所の荒谷さんでした。
2008 | 第3回関西建築家新人賞受賞 |
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2008 | JIAKINKI U40コンペティション「六甲山上の展望台」佳作 |
2009 | 第55回大阪建築コンクール 奨励賞受賞 |
2010 | 北九州市公園トイレ提案設計競技 佳作 |
2012 | 第29回住まいのリフォームコンクール 国土交通大臣賞受賞 |
2014 | Architizer A+Awards Residential Low Rise部門特別賞 |
2015 | International Design Awards 2014 佳作 |
2017 | 第1回Woodyコンテスト 木製家具部門 佳作 |
2020 | 第10回 Idea-Tops 国際空間設計大賞 住宅部門 優秀賞 |