居心地のよい空間と普遍的で豊かな建築を。
建築は人々に寄り添う存在であって欲しいと思っています。
個性的で奇抜なデザインで大げさに主張するのではなく、人々の営みを豊かにし、安らぎと心地よさを与え、
風景の一部になり、時間の流れに抗うことなく、暮らしの背景となるような存在。
さり気ない存在であって欲しいと思います。
心引かれるお寺や神社、住宅や、遺跡、遺構などに近いものを感じます。
それらはそっとおかれた石のように単純で力強く、凛として寡黙です。
流行りに乗ったデザインや表現は賞味期限が短く、瞬く間に古くなり廃れていきます。
長い時間を共に重ねていく建築に相応しい表現とはなんでしょうか。
優れた建築やデザインはいつもシンプルで簡素で美しく魅力的です。
欲望や流行に惑わされずに本質を見極め、普遍的で豊かな建築のあり方を目指し、
伝統や様式、工法、素材、さらに時間や気候、風土に敬意を払いながら、
真摯に誠実に建築を問い続け、考えていきたいと思っています。
2021年 | 「住む。」季刊夏 78号 掲載 |
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2022年9月 | 展覧会「礒健介の建築展–さりげなくただ在るように」 開催 |
2022年10月 | 高千穂シラス株式会社「住宅設計.jp」柿生の家 掲載 |
2022年12月 | architecturephoto (WEB)に古賀の家 掲載 |
2023年2月 | 『住宅建築』 4月号 「次代の建築家」で古賀の家 掲載 |
はじめまして。株式会社礒建築設計事務所の礒健介と申します。私は神奈川県厚木市で生まれ、近所の公園や川、田畑を駆け回る少年時代を過ごしました。近所の林で秘密基地をつくったり、プラモデルに熱中したりと幼い頃からものづくりが好きで、いつの頃からか将来は自分でものをつくる人になりたいと思っていました。家具が好きだったこともあり、家具職人に憧れるも次第に家具が置かれているインテリア、空間へと興味が湧き、いつしか建築の世界に。建築の歴史や文化、芸術や哲学に魅了されて、面白さや難しさ、奥深さにはまり建築の道に進むことを決意し、数年の修行を経て独立。これまでの自分の様々な経験や建築体験、育ってきた自然豊かな故郷の原風景を大切にし、日々の暮らしに喜びや愉しみ、豊かさを感じられる空間を意識した設計を心がけています。
1984年 | 神奈川県生まれ |
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2008年~2013年 | 株式会社スタジオ宙 |
2013年~ | Design Farm studio of architecture 非常勤講師 |
2014年~2017年 | 堀部安嗣建築設計事務所 |
2017年 | 礒建築設計事務所 開設 |
2018年~ | 中央工学校 教育課程編成委員会 委員 |
2021年 | 株式会社礒建築設計事務所 設立 |
福岡県古賀市 / 古賀の家
自らが生まれ育ったまちで、ゆったりと暮らしたい。そんな施主の思いを実現したのは、日本人の心の原風景にあるような暮らしを現代の建築で叶える建築家、礒健介さん。自然体の暮らしを実現した、礒さんの家づくりに迫る。
神奈川県川崎市 / 柿生の家
憧れていた建築家と奇跡的な出会いをした施主のYさんご夫妻。建築家の礒さんは、その期待に応え、土地のもつ抜群の眺望、施主自らが手を入れられる余白と、長く愛される普遍性をもつ、現代の古民家を実現した。
福岡県糸島市 / 糸島の家
豊かな自然を感じられる環境で暮らしたいと願う施主のTさん。家づくりをお願いしたのは、気候・風土との調和や伝統的な素材・工法を使い、私達日本人が紡いできたものを大切にした設計を行う建築家、礒健介さんでした。
2021年 | 「住む。」季刊夏 78号 掲載 |
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2022年9月 | 展覧会「礒健介の建築展–さりげなくただ在るように」 開催 |
2022年10月 | 高千穂シラス株式会社「住宅設計.jp」柿生の家 掲載 |
2022年12月 | architecturephoto (WEB)に古賀の家 掲載 |
2023年2月 | 『住宅建築』 4月号 「次代の建築家」で古賀の家 掲載 |