設計理念|永く愛され続ける建築を目指して
建築は数多くの人の関わりにより成り立っています。施主・設計者・現場監督・構造設計者・設備業者・建設業者・・・。
建築はそれ自体、主に施主と設計者の打ち合わせの中で仕様が決定されていきます。
しかしながら、そうした成り立ちや想いとは関係無く、建設が完了すると、景色となり陰をつくり内部で行われる行為を含め周囲に影響を及ぼす存在となります。
その建築物は使用する人々はもとより、周辺を取り巻く人々の好意や認知をもって初めて存在価値が生まれ、好意や認知の継続が建物自身の寿命に比例するのだと思います。
多くの資源を要して生まれる建築は、人間の生産する商品として消費するのでは無く、
永く愛される事によって永く有り続ける事が肝要なのではないかと考えます。
その為に「多岐に渡る物事への配慮・熟慮した上での丁寧な設計」を常に心掛けて提案していきたいと考えています。
そうして出来た建築が、わたしたちの求める建築であり目指すところです。
事業姿勢|コミュニケーションを通して
わたしたちはコミュニケーションをとても大切にします。
より深い対話を重ねる事で、本質的に必要としている要望を捉え、より良いと思えるデザインを提案していきます。
相性の良さ・信頼関係の構築は、とても重要な要素です。
建てる事に対する思い・悩み・喜びを共有し、形にしていけるパートナーを見つける事が建築家とのものづくりの成功につながると考えます。
一方で、建築家一人の主張のみで完成された建築が良い建築であるとも考えていません。
施主の視点、施工者の視点、建築家の視点、それぞれを包括的に捉える事が大切です。
それぞれが同じ距離感で三者協働する事によってこそ、愛着の沸く建築が生まれると考えています。
そうして出来た建築は、あなたの人生に彩りを添え、より永く愛され続ける建築へと近づきます。
読書が好き。ミステリー小説とかで1頁1頁、1字1字、ドキドキしながらゆっくり読むのが好き。ポジティブになれる本が好き。でもあまり難しい本は読みません。 ジョギングが好き。でも気ままなので頻度は疎ら。 休日はバルコニーでBBQ。お酒?飲みますよ。 基本ポジティブ。 良いと思ったものは使い続ける、食べ続ける、眺め続ける。 良い出会いを大切にしています。
1978 | 静岡県生まれ |
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2000 | 摂南大学工学部建築学科卒業 |
2003 | 大阪市立大学大学院生活科学研究科居住環境学コース修了 |
2003 | 積水ハウス株式会社 入社 |
2014 | 一級建築士事務所サカキアトリエ設立 |
静岡県静岡市 / 回遊の天窓
中庭が家の中心にある「ロの字型」の家を建てたいとお望みだったお施主さま。建築家の戸川さんは、しかし敷地条件や広さなどから難しいと判断。提案したのは、大きな天窓だった。おかげで、思い描いていた開放的で明るく、風が通り、回遊性もある、まるで庭を家の内部に取り込んだような暮らしが実現したという。
静岡県静岡市 / I邸
決して広いとはいえない空間の中に、見せる収納と隠す収納、両方が欲しい。見せる収納のデザインにはお施主様の明確なイメージもあった。建築家の戸川賢木さんは、1階から3階を繋いだ螺旋階段に、見せる収納を組み合わせてお施主様の要望を叶えながら、開放的でゆとりを感じられる空間をつくり上げた。
静岡県静岡市清水区 / S邸
リノベーションは現状の住まいが持つ問題を解決するためのもの。SAKAKI Atelierの戸川賢木さんは、住む人の思いにじっくり耳を傾けることが大切だという。住む人が感じている問題の本質を見極め、大胆な提案をすることも。ここで紹介する住まいの施主、S様は提案により気持ちまで明るく変化した。