都会と郊外を行き来する2拠点生活の人気が高まるにつれ、気負わずに建てられるセカンドハウスへのニーズも増えている。そんなニーズに応えるために建築家の李孝哲さんが自ら土地を購入、2拠点生活実験ハウスとネーミングをつけ、神奈川県青野原に建てた快適・コンパクトな規格住宅をご紹介。
「人の生活に寄り添った住まいづくりを」という強い想いから、独立し個人事務所を開設。 リフォーム、住宅、マンション設計と数々の物件を手がけ、2013年に株式会社ムービング・アーキ一級建築士事務所を設立。 現在は、注文住宅から、大手デベロッパーのマンション、商業施設など幅広く携わっている。 外国人建築家として日本を客観的に捉え、日本文化を軸にした住まい作りに専念している。
建築家の詳細
『MOKKEJA 青野原』は、プロトタイプ『Campa』のMサイズをカスタマイズしたプラン。L字の広いテラスが室内をぐるりと囲み、室内~テラス~庭の一体感を高めている。『MOKKEJA』はどのプランも太陽光発電を備えており、災害時の拠点としても心強い
『MOKKEJA 青野原』は、広いテラスも生活空間として使えるアウトドアリビングのプラン。日が落ちるとテラスに柔らかな照明が灯り、お店のような雰囲気
室内とシームレスにつながる広いテラスは、食事なども楽しめるアウトドアリビングとして大活躍。テラスも生活空間として使えるので、室内がコンパクトでものびやかな開放感がある
玄関側からの外観。竣工後は李さんと事務所のスタッフさんで庭づくりを楽しんでおり、現在も進行中。水害対策になり、雨天後に小さな池も楽しめるグリーンインフラ「レインガーデン」も造成
『MOKKEJA 青野原』でペットのインコを肩に乗せ、庭を眺める李さん。庭に思いきりひらいた室内からの眺めは抜群の開放感。緑豊かな里山の風景に心が和む
ステイン塗装したスギの外壁は風合いがあって味わい深く、周囲ののどかな景色に馴染みながらも人目を引く。郊外の家は都市部に比べて広い庭を取りやすく、ガーデニングものびのび楽しめる
『MOKKEJA 青野原』のリビングからキッチン&ダイニングを見る。コンパクトだが大開口でテラスとつながり、とても気持ちがいい。内装は本物志向の素材が使われ、上質感がある。木材は地元・神奈川県産のものを使用
リビングはキッチン&ダイニングより少し床の高さを下げ、ホッと落ち着ける雰囲気を演出。薪ストーブの炎を眺めつつ、日常を忘れてくつろぐ穏やかな時間を過ごせる
手前がリビング。奥がベッドルーム。「小屋」のイメージで木の質感を生かしたベッドルームは、壁や天井にスギを使用。経年と共に味わいが増すのも楽しみ
撮影:大野 朋美
「人の生活に寄り添った住まいづくりを」という強い想いから、独立し個人事務所を開設。 リフォーム、住宅、マンション設計と数々の物件を手がけ、2013年に株式会社ムービング・アーキ一級建築士事務所を設立。 現在は、注文住宅から、大手デベロッパーのマンション、商業施設など幅広く携わっている。 外国人建築家として日本を客観的に捉え、日本文化を軸にした住まい作りに専念している。
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