少子化が進む今、学生街の賃貸住宅で安定経営を図るには差別化が欠かせない。そんな中、ムービング・アーキ一級建築士事務所の李孝哲さんが手がけた「木造2階建てアパート」は、あっという間に満室に。その理由を探ると、さまざまな建築に造詣の深い「李さんならではの住まいづくり」の魅力が見えてきた。
「人の生活に寄り添った住まいづくりを」という強い想いから、独立し個人事務所を開設。 リフォーム、住宅、マンション設計と数々の物件を手がけ、2013年に株式会社ムービング・アーキ一級建築士事務所を設立。 現在は、注文住宅から、大手デベロッパーのマンション、商業施設など幅広く携わっている。 外国人建築家として日本を客観的に捉え、日本文化を軸にした住まい作りに専念している。
建築家の詳細
101号室。シックな木目やアクセントクロスでカフェ風の空間をイメージ。料理好きな女の子の入居を想定し、キッチンは独立したレイアウトに。どの部屋も洒落た内装だが床はフローリング風の塩ビタイルを用い、デザイン性とメンテナンスの利便性を両立している
103号室。道路に面した1階なので男の子の入居を想定。木型を使ったコンクリート打ち放しを思わせるクロスを張り、ダクトもあえて見せた内装は、まさに男の子が喜びそうなカコよさ
105号室。琉球畳の洒落た和室で床座の生活ができる。右奥の玄関ドアを開けるとほかの学生さんも通る中庭なので、広い土間をつくって中庭と住空間の距離を確保した
203号室。天井を高く取り、ロフトを設置。ビルを描いた青いクロスや白いシーリングファンが爽やかな印象
「人の生活に寄り添った住まいづくりを」という強い想いから、独立し個人事務所を開設。 リフォーム、住宅、マンション設計と数々の物件を手がけ、2013年に株式会社ムービング・アーキ一級建築士事務所を設立。 現在は、注文住宅から、大手デベロッパーのマンション、商業施設など幅広く携わっている。 外国人建築家として日本を客観的に捉え、日本文化を軸にした住まい作りに専念している。
建築家の詳細