宮城県仙台市に、瀟洒な邸宅が完成した。建物と外構は一体的なデザインで統一され、植栽や擁壁を照らすライトも備えられている。洗練された他にはないデザインで、早くも地域のランドマークとなっているそうだ。施主様も非常に満足しているというこの作品が、どのようにして生まれたのか。その背景をご紹介しよう。
この建築家にリビングから見たダイニングとキッチン。キッチンと食器棚も、オリジナルで造作されている。大きな冷蔵庫は、圧迫感が出ないようにサイズを合わせて収納場所を配置。ダイニングのテーブルは、椅子の動きに合わせて曲線で切り込みが入れられている
施主様が実際にダイニングテーブルを使用している場面。パソコンを広げたり、夜には庭を眺めながらお酒を楽しんだりすることができる
家族でダイニングテーブルを使用しているシーン。リビングの天井は高くされているため、広さだけでなく空間の広がりを感じることができる。リビングの角にはテーブルが造作されており、子どもたちが色々な場所で過ごすことができるように計算されている
ダイニング側の擁壁。高さと道路からの距離をあえて変えることで、圧迫感を感じないように計算されている
撮影:越後谷 出