「北中の家」は、お施主さまが岡さんの自邸を気に入り、設計を依頼した家だ。自邸のエッセンスをベースとし、ライフスタイルと要望を上手に掛け合わせて豊かに、快適に暮らせる家を実現した。お施主さまと岡さんは、仕事上のパートナー。岡さんが手掛ける「分離発注」方式での家づくりも紹介する。
よき「パートナー」として、ご要望・条件をしっかり洗い出し、整理することひとつのカタチを導き出すこと 真摯にものづくりに向き合うこと たくさんの職人さん達とプロジェクトを達成するための要(かなめ)である設計士としての姿勢を大切にそして時代、技術が変わっていくなかで、より磨きをかけていきたいと日々思っております。 口下手です。
建築家の詳細
1階、ダイニング、キッチン。画像左、木製の扉は階段室やシューズクロークに続く動線。その奥にある動線は壁一面に雑庫を設けた。大容量の収納にもかかわらず、生活空間からは死角になるためLDKがすっきりと整う。一番奥のスペースはパントリー
キッチンから生活空間を見る。ダイニングから土間、軒下テラス、庭までが連続的に繋がり、庭が生活の一部として取り込まれている。画像奥に見える薪ストーブは家の中心に位置し、どこからでも眺められるうえ、吹き抜けも利用し家全体を温められる
1階。画像左奥の玄関からLDKへは3本の動線を層のように重ねた。画像左端の動線は玄関と土間を結ぶ。左から2本目の動線は階段室とシューズクローク、突き当りにある駐車場への裏玄関までまっすぐに繋ぐ。3本目は水回りと雑庫がある廊下を通りキッチンに出る
軒下テラス。過ごすときに目に触れる軒や柱には木材を用い、高級感を出した。空間の繋げ方で室内との領域が曖昧になったおかげで、外に出ることが面倒にならず活用の幅が広がった
1階LDK。吹き抜けのあるリビングと、天井高を抑えたキッチン、リビングが繋がり、抑揚ある空間ができた。木の質感を大切にした設えの中で、ステンレスのキッチンがキリリとしたスパイスになっている。リビング脇の扉は寝室に続く
1階、ウォークインクローゼットの前からキッチン方向を見る。画面右側の壁面は雑庫。左側の扉は洗面脱衣室で、LDKと水回りの両方で雑庫を収納場所にできる。また、生活空間からウォークインクローゼットや駐車場、玄関への動線上にあるため、移動のついでに片付けられる
2階、フリースペース。画像左奥の開口は子ども部屋である洋室A。共用で使えるスペースを子ども部屋からすぐのところに計画。右の壁面に沿ったカウンターはお施主さま自作によるもの。お子さまたちは勉強したり、遊んだりと思い思いに使っている
撮影:シマセ写真館 島瀬航
よき「パートナー」として、ご要望・条件をしっかり洗い出し、整理することひとつのカタチを導き出すこと 真摯にものづくりに向き合うこと たくさんの職人さん達とプロジェクトを達成するための要(かなめ)である設計士としての姿勢を大切にそして時代、技術が変わっていくなかで、より磨きをかけていきたいと日々思っております。 口下手です。
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