依頼人のご両親が住む広島の実家。建て替えるなら体が弱ってきても過ごしやすい家にしてあげたいと娘さんは願いました。ご両親が元気に毎日暮らせる家には何が必要か、娘さん、建築家の山口健太郎さん、そしてご両親が考えを出し合いました。
この建築家に【写真】座敷から南側を望む。ガラスも障子も大きく開けて、庭と山が広がる景色を存分に楽しむことができる
【写真】屋根は外から見たときに、目につきやすい。周囲の家となじむよう道路側からは寄せ棟に見えるかたちにした。屋根のかけかたは室内の環境にも影響するため苦労したそう
【写真】庭から見た座敷。屋根の上に見えている小窓は暗くなりがちな北側の土間に光を落とすためにとりつけた
【写真】普段は戸を開けっ放しにして、土間から出入りする。コーヒーでも淹れてくつろげるように中央に大きなテーブルを置き、お湯をわかせる程度のIHと簡単なシンクをつけた
【写真】形ばかりでも玄関がほしいということで、建て替え前と変わらない幅の玄関を東南の位置に設けることに