シンプルながら、上品でモダンな佇まいが印象的なこの家は、JWA建築・都市設計一級建築士事務所 渡辺純さんが設計したハイエンドな2世帯住宅。グッドデザイン賞受賞歴をもつ、見どころ満載の上質空間の魅力とは?
この建築家にシノワズリ家具が映える来客用リビング。床は明るい赤みが特徴のアフリカ産チーク材。ソファ背面の壁は、立体タイルをレースのように透かし積みにした贅沢なもの。ゲストとの歓談の場に上品な華やぎが生まれるとともに、壁向こうの廊下を行き来する人とのほどよい一体感も創出
2階ダイニングキッチンから来客用リビングを見る。右奥の出口からすぐに来客用リビングへ行くことができ、ゲストをもてなす際も料理を運びやすい。中央奥の木製ドアの先はランドリールームで、家事動線がとてもよい
2階ファミリーリビング。写真左のテレビスペースは、必要に応じて3枚の格子戸で隠せるようになっている。奥のダイニングキッチンとひと続きなので家族の居場所の一体感が高いうえ、キッチンの窓越しの豊かな緑も見える
撮影:Toshiharu Kitajima