住まいにおける不満で挙げられることの多い「暑い」「寒い」といった冷暖房問題。それをたった1台のエアコンで解決してしまったのは、田口建築設計事務所の田口さん。新築のご自宅に導入した、次世代の空調「階間空調」の秘密に迫ります。
この建築家に2階LDK テーブルの下に見える開口から、エアコンの風が流れる。はしごの先には広い小屋裏が
約20畳もある小屋裏は、収納スペースとしてだけでなく、「男の隠れ家」としても活躍。猛暑時は、予備エアコンの冷気をスノコ状の床から下へ流すしくみ
2階に上がってすぐの場所には、子世帯の洗面、ワークスペース。奥にはキッチンとリビングが広がる
1階リビング天井にある通気孔。内部にファンが取り付けられ、24時間冷暖房と換気を行ってくれる
夏の階間空調のしくみ。1階天井および2階床から冷気が吹き出す。猛暑時は、予備エアコンからの冷気が、小屋裏の床の隙間から降りてくる
冬の階間空調のしくみ。1階天井および2階床から暖気が吹き出す。2階の床は床暖のように輻射熱を発し、部屋全体を温める
撮影:アトリエあふろ(鈴木暁彦)