地震や津波が気になる地域で、建て替えを依頼された建築家の齋藤文子さん。施主さまの思いをくみ取って設計したのは、万全の災害対策を施した家。本物志向の素材や先代から受け継いだものもセンスよく取り入れ、家族を守る強く美しい住まいをつくり上げた。
私たち3110ARCHITECTSは、翻訳家であり、デザイナーであり、指揮者であり、技術者の集団であることを自覚し、クライアントの夢や希望に向きあいます。そして建築物はクライアントの財産であるとともに、風景の一部だと考えます。上質な建築を創り街並みに美しさを添えることが、私たち3110ARCHITECTSの役割であり、社会貢献につながると信じています。
建築家の詳細
2階ダイニング。写真右手奥がキッチン、手前がリビングスペース。壁は珪藻土、あめ色の床はチーク材。内装は全体的に和のテイストだが、「洋」の洒落た雰囲気も漂う
2階リビングのテレビ台はバルコニーのベンチと高さをそろえ、外につながるような錯覚で空間の広さを演出。天井も窓際だけ少し下げ、バルコニーの屋根とそろえている。こうした細やかなテクニックが、空間ののびやかさや心地よさを生む
3階主寝室。写真左の造作家具は奥さまのドレッサー。ドレッサーのトップは一部がガラスになっており、中の引き出しには先代から贈られた大切な小物箱をしまっている。いつでも目にすることができ、かつ、埃もかぶらないという齋藤さんのアイデア
撮影:新澤一平
私たち3110ARCHITECTSは、翻訳家であり、デザイナーであり、指揮者であり、技術者の集団であることを自覚し、クライアントの夢や希望に向きあいます。そして建築物はクライアントの財産であるとともに、風景の一部だと考えます。上質な建築を創り街並みに美しさを添えることが、私たち3110ARCHITECTSの役割であり、社会貢献につながると信じています。
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