低予算・短工期、自主施工の造作家具によるカフェのリノベーションプロジェクトです。
居抜利用していた店舗を理想のイメージに合わせて改修したいが、すでに店舗営業を開始してしまっており、長期間の大掛かりな工事ができないこと、かつ原状復帰の条件が厳しいことがネックとなっていた物件でした。
以上の条件から余計な費用をかけることも得策ではないと考え、最低限の操作で大きく空間を刷新するため、仕上げ・造作家具を内側に追加するだけのインフィル工事を行うことにしました。
席数の増加とショップエリア追加の要望に応えるため、窓際に造作ベンチ・展示棚が一体となった木軸スクリーンを設置して、各エリアの必要面積と棚スペースを同時に捻出しました。
大きなガラス面に木軸スクリーンが追加されることで、ほどよい囲われ感がありながらも、圧迫感のない明るい空間が生まれました。