薫風の5月。
目の前の果樹園を見ながらガレージに腰をかけ、通り抜ける風がとても心地よく感じられる場所です。設計や現場の打合せの折々に迎えてくださるおもてなしに、時間の経過を忘れてしまうくらいの居心地の良さ。
その場所を果樹園の作業場として、果実の販売所として、そして、地域の人びとが集まるカフェとして開放できる場所にしたいとご依頼をいただきました。現地視察の当日、ガレージの出入口をステージに見立てたアートパフォーマンスの上演。計画のスタートはとても印象的でした。
撮影:花田真知子