京都府亀岡市にある古民家がリノベーションされた。角地に立つ、とても大きな家だ。お施主様の要望は、「大好きな雑貨に囲まれた生活をしたい」というものだった。一方で延床面積が200㎡以上あり、限られた予算の中でどのようなプランにするかが課題となった。制約がある中で誕生した、この作品をご紹介しよう。
リビング。たくさんの雑貨を置く予定だったため、壁や床はシンプルな構成になっている。そのためこのように多くの雑貨を置いても、雑然とした印象はまったくない。小さな雑貨を置く棚も用意されている
ダイニングから見たリビング。一段高くなったエリアがリビングとなる。テレビはなく、プロジェクターが設置されている。そのため、このエリアだけは窓を設置しておらず、落ち着いた空間となっている
ダイニングやキッチンとリビングの間に壁はなく、緩やかな曲線で床を1段高くすることで空間を区切っている
キッチンから見たダイニングとエントランス。玄関はもっとも奥の左側にある。大きな窓が道路沿いにあるため、ダイニングがよく見える
撮影:akari kuramoto