大勢のお客様を呼べる広く開放的なリビングを持ちながらも、周りからの視線が気にならないプライベート感もという、両立しにくい施主からの要望。この難題を内外2つのシンメトリーなLDKという秘策で見事に解決してみせたのは、関西を中心に活動する建築家、市井洋右さんでした。
この建築家に約50畳もある広々LDKは、リビング部分上部が吹き抜けとなっており、高さからくる開放感も抜群。
1階2階の大きな窓から光が降り注ぐリビングは、明るく広々。目の前には、大きな中庭が。
内と外2つのLKDは合わせて100畳にもなる個人宅とは思えないほどの大空間。多くのお客様を招いたパーティーを開いても十分な広さだ。
大きな一枚板のテーブルが鎮座するDKは、落ち着いた雰囲気のラグジュアリー空間。
中庭は、内部のLDKと同じ広さのアウトドアLDK。BBQにも重宝するよう、キッチンも設け、その部分はガラス屋根を設けた。
広々としたアウトドアLDKは、外壁で隣家からの視線も気にならない設計。ソファーやテーブルだけでなく、エタノール暖炉や植栽も置いて、ラグジュアリー感を演出。
撮影:太田 拓実