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定年後、山間部にある母が住む実家で暮らすことを決めた施主のKさん夫妻。当初は、母屋のリノベーションを検討していた中決断したのは、建築家高橋翔太朗さんが提案した「離れ」の新築。夫婦2人の生活に必要な広さ、家族や目の前の自然との距離感、まちとの調和やデザイン性など、全てにおいて「ほどよい」離れでの暮らしは、2人のセカンドステージを輝かせている。
建築家の詳細
松江市の山間部にあり、ゆずや柿、つつじといった自然に囲まれるK邸。天気の良い日には、遠く大山も見えるのだという。
建築中に店舗と間違われたという、三角屋根のフォルムが可愛らしいK邸。宙に浮いたような三角部分は、遠くからでも見えるまちのシンボルに。
夜になると、室内からこぼれる光が行灯のように周囲を照らす。その様は、まるで灯台さながら。
K邸へのアプローチは、母屋の前を通って。深い軒下は、雨に当たらない駐車スペースと作業スペースを生んだ。
四角い積み木の上に三角の積み木を載せたような可愛らしいフォルム。南東側は、寄棟の屋根を三角にくりぬく形とすることで、室内に光を導くほか、眺望も叶えた。
LDKの一部は畳敷きにすることで地べたに座るスタイルでも寛げる。1畳分の畳を取り払いテーブルを設置することで、掘りごたつにも変身。
室内は高い天井の大空間。高さ方向や大きな開口が抜群の開放感をもたらしている。
LDKとキッチンはあえてゾーニングを分けずに衝立のような壁で隔てるだけに。 地元産のヒノキの大黒柱が、大空間を力強く支える。
個室の壁に設けた窓先の緑が絵画のよう。屋根裏への階段は、宙に浮く形状で白壁との一体感を出した。
屋根裏に設けられた大きな窓の先には、近くの木々や遠くの山々の緑、青い空、白い雲などダイナミックな景色が。差し込む光が生む陰影が、この場を神聖なチャペルのような雰囲気に。
撮影:Koji Fujii / TOREAL
平面図