デザインも予算も、快適な暮らしも妥協せず
施主の理想を最大限に叶える、ということ

家を建てるとき、大抵は「予算」を考える必要に迫られます。「理想の家」を建てたいけど、建築費も心配……。そんな方は、設計から施工、監理までトータルで行う『長坂篤建築研究所』の門を、一度叩いてみてはいかがでしょうか。答えが見つかるかも知れません。

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設計から監理まで一括で行うからこそ
「理想」と「予算」を両立できる

施主であるIさまご夫妻の共通する要望は、とにかく「おしゃれな家を建てたい」ということ。もともと土地は所有されていて、自分たちの理想の家を建てるために、さまざまな建築会社から資料を取り寄せては検討する日々が続いたという。

数ある資料の中から、長坂篤建築研究所の小冊子がおふたりの目に止まった。「小冊子には堅実な価格設定を提示していました。家を建てるにあたり建築費も気になっていたので、設計・施工・監理をすべて自社で行っているからコストカットが可能だという内容にとても共感できました」と、Iさまご夫妻。

早速問い合わせをして、完成見学会にも足を運んだというおふたり。「完成されたお家を自分たちの目で見て、品質を確かめ、家事動線もしっかり考えられた間取りでしたので、長坂さんにお願いしたいという気持ちが固まりました。長坂さんの実直そうな人柄も、私たちの背中を後押ししました」と話す。

「さまざまな資料を見て検討してきただけあって、Iさまご夫妻のイメージはかなり具体的でした。それを予算内に収めて実現することを意識しました」と、長坂さん。

建物は施主の希望通り平屋建てで、庭を囲むように逆L字型にレイアウト。敷地の形状や周辺環境、方位などを考慮し、プライバシー性の観点からも敷地の最深部に配置した。家の正面となるビルトインガレージ側の建物は、屋根の高さを抑えるため、5/100勾配で奥に雨水が流れるように設計。ファサード側に雨樋が見えないので、かなりスッキリした印象を与える。

また、建物をただ逆L字型にするのではく、あえてリビング側の屋根を高くすることで、見た目に変化をもたせリズム感のある外観となっている。同様に、見た目が単調にならないようリビング側の外壁のみ白いガルバリウムを採用し、玄関ドアはアイリッシュパインのウッド仕立てに。これは施主の希望だったという。

太陽の光や熱、風などの自然のエネルギーを最大限に利用するため、パッシブデザインを採用。夏は太陽の光をなるべく遮り、冬は部屋の中まで陽が射し込むよう、ダイニング・キッチンとリビングの開口部の高さと軒の深さを最適化した。窓を開けると風が室内を通り抜けるよう、窓の数や位置まで計算して設計したという。
  • 建物とひと続きとなったビルトインガレージ。雨の日も濡れることなく、家を出入りできる

    建物とひと続きとなったビルトインガレージ。雨の日も濡れることなく、家を出入りできる

  • 逆L字型の平屋造の建物を、庭を囲むように配置。外壁はガルバリウム鋼板。リビング側の外壁をホワイトにすることで、シンプルながらスタイリッシュでメリハリのある外観となった

    逆L字型の平屋造の建物を、庭を囲むように配置。外壁はガルバリウム鋼板。リビング側の外壁をホワイトにすることで、シンプルながらスタイリッシュでメリハリのある外観となった

  • 庭の芝はメンテナンス性を考慮し人工芝とした。年中緑で雑草もほぼ生えず、芝刈りの必要もないので管理が楽だ。リビング側の外壁には物干し用のアームを取り付け、晴れた日はここで洗濯物を干せるようになっている

    庭の芝はメンテナンス性を考慮し人工芝とした。年中緑で雑草もほぼ生えず、芝刈りの必要もないので管理が楽だ。リビング側の外壁には物干し用のアームを取り付け、晴れた日はここで洗濯物を干せるようになっている

完成後に届いた施主の声にこそ
その家の“”本当の価値”が表れる

玄関を開けて中に入ると、まずはポーチから続くタイル貼りの広々とした玄関ドマが目に飛び込んでくる。奥行きは約5mあり、奥側には可動棚やアームハンガーを設えた収納スペースも確保されている。

玄関ホールから扉を開けて室内に入ると、そこはダイニング・キッチン。家族が一番多くの時間を過ごすであろうリビングは、ダイニング・キッチンの奥、逆L字型の長辺側に配置。L字型空間を上手に利用し、あえてダニング・キッチンとリビングを分けることで、よりプライベートな空間をつくり出した。
「来客動線がすごくいいんですよ。お客さんが来てもリビングが丸見えになることもなく、生活空間を隠しつつお客さんをお招きすることができますから」とは、奥さまの声。

一方、ダイニング・キッチンとリビングは別々に配置しながらも、ドアなどで仕切られておらず、L字型にレイアウトすることで、窓を通して庭越しにリビングの様子も分かるので、例えば、キッチンで家事をしながらでも、リビングでくつろぐ家族の雰囲気も何となく伝わるという。

家事動線にも注目したい。風呂と脱衣&ランドリー室、洗面室を一直線に配置し、洗面所の向かいには廊下を挟んでウォークインクローゼットがある。各空間は扉で仕切られているが、開ければ最短距離で真っ直ぐ動くことができ、脱衣から入浴、洗濯、収納まで一連の動線で完結することができる。脱衣&ランドリー室には洗濯物を干すハンガーが天井から下がり、洗濯物をたたむカウンターも設置。天気がいい日にはもちろん外干しも可能。外壁に物干し竿が設置できるようになっていて、リビングからウッドデッキを通ってそのまま干せるようになっている。
「家事動線を考え抜かれた間取りなので、一連の流れの中で家事をすることができます。ムダのない移動で効率がいいので、楽しく家事をしています」と、奥さま。

また、約4畳のウォークインクローゼットをはじめ、キッチン裏のパントリーや約2畳分の納戸、2つの子ども部屋にも各押し入れがあるなど、収納スペースの多さも特徴のひとつだろう。それもリビングやダイニング・キッチンからは直接見えないようになっているので、ささやかながらもすっきりと快適な暮らしをサポートしているといえよう。

「限られた予算にもかかわらず、私たちの要望をほとんど取り入れてくれたと思います。やはり小冊子に書かれていたとおり、設計・施工・監理をすべて自社で行っているからなせる技なのかも知れません。仕事から帰ってきて我が家を見るたびに『かっこいい家だなぁ』と、テンションが上がります。長坂さんと顔の見える地域密着の職人さんとともに一緒につくり上げた私たちの家。この先ずっと大満足で住み続けると思います」と、Iさまご夫妻は口を揃える。

長坂さんの手掛けた『ビルトインガレージのあるスタイリッシュな平屋の家』で、Iさまご夫妻は理想の家を手に入れたことは間違いないだろう。施主から届けられた数々の言葉こそがその証であり、おふたりの喜びの声こそ、建築家冥利に尽きるのではないだろうか。
  • キッチンの天井は奥様の希望で、木目の下がり天井に。キッチンの裏側には収納力に優れた大きなパントリーを設置。キッチンの右手奥は寝室とウォークインクローゼットをレイアウトしている

    キッチンの天井は奥様の希望で、木目の下がり天井に。キッチンの裏側には収納力に優れた大きなパントリーを設置。キッチンの右手奥は寝室とウォークインクローゼットをレイアウトしている

  • 逆L字型の底辺側(北東側)、玄関を入ってすぐの場所にダイニング・キッチンをレイアウト。リビングと分けることでプライバシーを考慮。急な来客があったときも、この空間だけで対応することも可能だ

    逆L字型の底辺側(北東側)、玄関を入ってすぐの場所にダイニング・キッチンをレイアウト。リビングと分けることでプライバシーを考慮。急な来客があったときも、この空間だけで対応することも可能だ

  • キッチンからダイニングを見る。キッチンの眼の前に大きな窓を設え、庭を眺めながら家事をすることができる、明るく開放的な気持ちのいい空間となっている

    キッチンからダイニングを見る。キッチンの眼の前に大きな窓を設え、庭を眺めながら家事をすることができる、明るく開放的な気持ちのいい空間となっている

  • 玄関ホールの一角には、プライベート用とは別に来客用トイレも設置

    玄関ホールの一角には、プライベート用とは別に来客用トイレも設置

基本データ

作品名
ビルトインガレージのあるスタイリッシュな平屋の家
所在地
愛知県みよし市
家族構成
夫婦+子供1人
敷地面積
490㎡
延床面積
153.2㎡
予 算
4000万円台