私たち3110ARCHITECTSは、翻訳家であり、デザイナーであり、指揮者であり、技術者の集団であることを自覚し、クライアントの夢や希望に向きあいます。そして建築物はクライアントの財産であるとともに、風景の一部だと考えます。上質な建築を創り街並みに美しさを添えることが、私たち3110ARCHITECTSの役割であり、社会貢献につながると信じています。
建築家の詳細
長く住み慣れた土地から近隣への住み替えです。
ペンキを使用せず、無垢材と化粧板、珪藻土にて仕上げた和風の住宅です。床、壁、天井に種類の異なる木材を使用するため、ちぐはぐになって全体の統一感が損なわれないよう、材料の使い方に注意を払いました。
居間と和室は続きの間ですが、障子と引戸との開け閉めで空間を分けられるようにし、天井の高さや仕上げに変化を加えてより広々とした空間になるよう努めました。
飼い犬のスペースの床にのみ貼ったタイルがワンポイントとなっています。階段の下は収納として利用、空調機も各階に1台、と余計なものを省いたシンプルな暮らしの良さを再認識した設計でした。
撮影:新澤一平