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《赤ペンリノべ》夫婦から3人家族の現在仕様へ=①中央WIC案

2016年06月22日 ── ・特集コラム ── 16510

 マンション広告に、紙上リノベ! 建築家がふとした時間に走らせた手書きが、さすが!と感心するほどすごい。そうか、リノベって、ここまでやっていいのか、ここまで出来るのか。さまざまな家族の暮らしを妄想して、勝手にプラン。これが、赤ペンリノベです。

書いた人 脇山由紀子

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    「将来を見越して借りるなら」と赤ペンを走らせる

     ポストに投函されていたチラシは、駒場東大駅近くの高級賃貸マンション。

     2LDKの間取りに、100平米の広さ。エリア的に考えても、共働きで収入も豊かな夫婦や小さな子どもを一人もつ夫婦が、将来までを見越して借りるのでは、と妄想が膨らむ。

     
     確かに、エリア、広さ、間取り、上記のような世帯には借りたい家だ。しかし、これが想定した夫婦にほんとに正しい間取りなのだろうか!?

     もっと自分たちにピッタリにリノベ出来るとしたら・・・、と赤ペンと鉛筆を走らせ始めるのは、高田博章建築設計の、高田博章さんだ。


     気になったのは、実際に使いやすいのだろうか?と首をかしげてしまう、部屋の細切れ感。子どもは成長するに従って、空間の使い方も異なってくる。そんな家族のタイミングごとの使い勝手に対して、この間取りは対応していけるのだろうか?

     走る赤ペンは、「間取りを変える」、とはまた違う表現が必要なほど、空間を異なるものに変えていく。

    空間の真ん中に現れた太い柱=WICが家族の変化の中心に
    • プランの全容

     せっかくの広さを、より広々と使うこと。

     元の間取りは、広い空間を細く区切り、結局は居場所・居場所で狭く使うことになってしまっていた。また、その空間がときを経て、暮らしが変わっても変えられない。

     
     高田さんの赤ペンリノベは、なんとほぼワンルームに変えてしまった。

     そのなかに登場したのは、フロアの真ん中にズドンと存在するウォークインクローゼット(WIC)。部屋のド真ん中に収納の太い柱があるような空間だ。

     子どもが幼いうちは、ここをぐるぐる走り回り、自然と「このあたりが居場所」なんて役割が決まってくる。しかし別の場所と当然つながっているので、家族の気配を感じる。

     抜けをつくって気配を感じる、とはよく聞くプランだが、ここまで大胆につながれば、家族はいつでもいっしょだ。


     驚きのメモ書きを見逃さないでほしいのだが、なんとWICの上部はロフトに!? 子どもがそこに登ったら、家を一望の展望台のような楽しい場所になるだろう。上部が空いていることで、真ん中にWICがあっても、空間は抜けて広々感じるに違いない。

     もちろん、子どもが大きくなって個室が必要なタイミングに差し掛かる。

     そのときには、このWICを中心に、まじ切りを追加して個室をつくることが出来る。


     必要なタイミングになって、必要な分の個室をつくる。確かに、まだ見ぬ将来を見越して皮算用の間取りを選ぶより、理にかなっている。

    建築家さんと、ほんとうに必要でピッタリな間取りを考える

     なるほど!と感心しきりになって、さて私も赤ペンリノベを!

     と思っても、なかなか出来るものではない。なぜなら、なかなか自分がやりたいこと、ほしいものは、自分だけではわからない。

     そして、実際に実現可能なかたちにするには、壊せない壁や技術的に可能なこと不可能なこと、を素人が想定できるものではない。そこには法律の知識も、建築技術の知識も必要なのだ。

     住まう人と会話して、その人に必要なものをあぶり出し、そして今回の間取りのように先々まで見通せること。また、それを実現可能な法律・技術の観点で、実際の図面・間取りに落とせるのが、建築家さんなのだ。

     
     歴史的な名言ではないが、「話せば、分かる」。

     なにが分かるかと言うと、じぶんでは分かってるつもりで分かっていなかった、自分のための間取りが分かるのだ。


     赤ペン(リノベ)先生に、自分専用の間取りを教えてもらいたいと思いませんか?

    【告知】 自分専用の間取りをつくる!<リノベ編>

     実際にまだ家を具体的に考えてなくても、いつぞやのために、自分のほしい間取り、したい暮らしを考えておくのは悪くない。いや、知ることで、もっと毎日が楽しくなるかも。

     今回の赤ペン先生・高田博章建築設計の高田博章さんも参加する、建築家さんと自分専用の間取りを考えるワークショップも開催予定。

     ぜひ、参加してみては?


    ========================================
    あなただけの間取りを考えるワークショップ
    ========================================

    facebookベージをお持ちでない方はsano@klasic.jp
    へご参加の旨をお伝え下さい!

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